合資会社晩梅

創業1796年 代々愛され続ける菓子店

晩梅のルーツ

にこにこマークが可愛らしいチーズ饅頭「笑内」や、どこか懐かしさの漂うパッケージに包まれたチョコレート菓子「ル・デセール」。お土産の定番としても知られるこちらのお菓子は、北秋田市鷹巣にある晩梅が手掛けています。
その歴史は古く、なんと創業1796年!200年以上の歴史を持つ菓子店です。『昔はおばあちゃんが店番をしていたから、ばばあのいえ=ばばえと呼ばれていたんです。一時店名を変えたこともあったんですが、まったく浸透しなかったので当て字で晩梅(ばんばい)と名付けました(笑)』と、10代目社長の髙橋伸幸さん。昔は和菓子のみでしたが、今は洋菓子も含め、たくさんの種類のお菓子が店頭に並んでいます。

お客様がヒントをくれる

開発や改良のヒントは、お客様とのコミュニケーションから得ることが多いそう。『ル・デセールはもともと冬期のみの販売でしたが、“夏でも食べたいから持ち歩けるようにしてほしい”という声を受けて、包装を改良しました。そのおかげで日持ちがするようになり、空港や駅などのお土産物屋さんでも販売できるようになったんです』
楊枝を入れて、紙容器に包む工程は今でも手作業。細部にまで、老舗の心配りが感じられます。

「代々初代」の終わりなき挑戦

晩梅のモットーは「代々初代」。常に時代に合わせたチャレンジを忘れません。「笑内」は20年、「ル・デセール」は50年以上も続くロングセラー商品ですが、今も改良し続けているそうです。『お客様もどんどん舌が肥えていきます。だから、味を変えていないと“昔はもっと美味しかったのに”と思われてがっかりされてしまう。気づかれない程度にマイナーチェンジしています』
歴史に甘んじず、着実に進化し続けているからこそ、地元の方に長く愛されている晩梅のお菓子。ぜひお試しください。

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