株式会社大館工芸社

デザインと機能美を兼ね備えた伝統工芸品で、豊かな暮らしを提案

地元産の秋田杉にこだわった「曲げわっぱ」

江戸時代から武士の副業として献上していたほど、価値のあるものとされてきた秋田杉の曲物。曲げわっぱに使われる秋田杉は、樹齢100~120年の高樹齢林です。株式会社大館工芸社では、地元産の秋田杉にこだわり、次世代にも引き継げるよう「木を育てる」ことから曲げわっぱづくりに取り組んでいます。
「曲げわっぱ」は、美しい柾目(まきめ)が特徴。秋田杉から曲げわっぱにふさわしい美しい柾目を吟味し、各製品にふさわしい部材をとっていきます。

伝統を受け継ぐ、職人の丁寧な仕事

大きさや厚みを揃えた柾目は、熱湯につけて柔らかくし、型に合わせて素早く曲げて乾燥させます。乾燥させたわっぱは桜皮で縫い留め、隙間の無いように底板をはめ込んで、丁寧にやすりをかけて完成させていきます。これらの仕事はすべて、職人による手仕事。曲げわっぱが誕生した頃から変わらぬ技法で、一つひとつ丁寧に作られています。伝統工芸士をはじめとする職人たちの確かな技が、曲げわっぱを支えているのです。

暮らしに息づく曲げわっぱ

もともとは無塗装が主流だった曲げわっぱ。今は使い勝手を考えて、ほとんどの商品にウレタン塗装を施しています。そのため、揚げ物やソースを入れても、油染みや色移りの心配がありません。水洗いをしたらしっかりと乾かすなど、使い方とお手入れ次第で長くお使いいただけます。『10年、20年とご愛用いただいているお客様もたくさん。先日は30年ご愛用という方がいて、私たちも驚きました!』と営業企画部長の福岡由光さん。秋田の地に伝わる伝統工芸品を、あなたの暮らしに取り入れてみませんか?

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